が、12/1(世界エイズデー)に京都国際会館にて開催されました。
私行ってまいりました。
道中、「これから私も行くねん。おもしろそうやから。」という50-60代ぐらいのご婦人に話しかけられ、旅は道連れ、目的地までご同行させていただきました。
私、よくこれくらいの年代の婦人に話しかけられます。 でも婦人キラーじゃないよ。
会場の広さにびっくり、年齢層は先程のご婦人についで、もう少し下の年代のご婦人、だいたい50-70代ぐらいの紳士、私ぐらいかそれより上の男性・女性、そして学生といった順のパーセンテージ。
今より10年前のこの場所で京都議定書が締結されたと考えると今更ながら感慨深くて。
今回は10年前に、「ちゃんと世界中で割り当てられたCO2削減量を、2008年から2012年までに1990年より決められた分減らそうね~。ほんでアメリカさんや日本さんのようなちょっとええ感じの位置で、世界の産業とかなんかすごい事いろいろして、地球暖めてる原因をたくさんつくってきちゃった所は、余計気をつけてこの何十年がんばろうね。」てな事を決めたけど(かなり簡素で乱文すみません!)、丁度10年やしどうなってるかほんまの所どうなん??私ら国民はよくわからへんから、現状みんなでもっかい見直してみよ!シンポジウムだったようです。
10年前、まだ16やそこらの女子高生だった私は、そんなこと見向きもしなかった。
でもまず今回のシンポジウムに参加してまず感じたのは、10年前に既にそこまできちっと決めてたのに、CO2は削減どころか、増えている。
一番問題は最近みんなが、その変化を目に見える、肌で感じる形ででてきてるということ=変化あり(マイナス方向に)だった。
人間や動物の身体的な病気というのと同じように、自覚症状や他人にまでも感じられる症状がでてる。 これは本当に危険なことで、手遅れになる前なんだろうと思った。
以前まで、私はそれ程環境についても考えなかった。
むしろ、環境を叫ぶ人たちから一線引いているに近い側だった。
その私がなにを今更偉そうに書いちゃってなんて感じだが、それでもいいと思った。
環境が気になったのは一枚の写真から。
星野道夫さんというアラスカの大地・動物・生命についての写真をたくさん残してくれた写真家。
彼のホッキョクグマの写真がきっかけ。
その一枚の写真と出会って以来、本当にいつも心に貼りついてしまった。
環境に対する考えが、興味があふれ出してきている。
三体のホッキョクグマが、ブリザードか北極の風を気持ちよさそうに体にあびている写真。
一体はまるで、気持ちいい朝日を体一杯に浴びようとしている人間的な恍惚とした表情。
一体はただそっと、その風を本当に本能的にあるがままうけいれているような燐とした表情。
一体は風を体にあびて、気持ちよさそうに、赤ちゃんがその空気を体全体で感じて微笑みながら眠るような、そんな優しい表情。
この三体がちょうど横顔で重なり合うように、まるで一体から三体分の顔がでてきているように写されていた。
一目で気に入った。 それから彼の著書や彼の仲間の方の話などを聞く機会などに恵まれ、より
思いが深まった。
CO2の増加とホッキョクグマ・野生動物の生態系は深く結びついていて、皮肉にも前者は後者を苦しめる。 じわじわと苦しめる。
あの写真が忘れられないのはこういう事だった。
ここに書いているのは、ただのきれい事だと思う。 し、私の今、私が思う(考えることが出来る)こと。
環境に対する知識や経験がまだまだ浅い私がこれ以上の事を書こうとするべきではないし、できないので、以下はシンポジウムで感じた事を書こうと思う。
まず、知事・京都市長の挨拶で、開催責任者の挨拶、そして(楽しみにしていた)坂本龍一氏と加藤登紀子氏による対談。
両名の環境に対する取り組みと意見。
フードマイレージの事やmore trees(坂本さんの植林活動への取り組みがあらわれてる団体)のこと。 加藤さんが最後におっしゃった「環境によく、CO2が削減できる方法を考えて行動するのが楽しい。」という言葉が印象的。 著名な方が、こういった活動に参加する意味とかが何となく分かった。 お手本にするものがなければ、どうしたって分からない時もある。
そして二部へ(実際もここで休憩だった)


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