言わずと知れた山田洋次監督の作品です。
主演は高倉健・倍賞千恵子(下町の太陽)・吉岡秀隆です。
日本映画でひょっとしたら一番好きな映画かも。
親父も好きな映画で、「お前もこれ見てみろ!」と教えてもらった映画です。
うちの親父はなんせ映画好きすぎなので、いろいろ彼からの影響を私は受けてるかな。。
この映画ですが、本当に見てほしい。
じんわりといいから、後味かなりいいから。いい映画ってこういう事を言う。
最近変わったストーリーとか、いろいろ重視の映画が多いけど、現実は小説より奇なりなんです!
そうなんです。 本当にストーリーあるものっていうのは、特別な事が起こるのではなく、実は日常の何気ない時間の推移とか、営みに何気ない事がポンとでてきて、一生を左右しだしたり、本当のことを、大事なことを抗いようもなく知ったりする出来事ではないでしょうか?
この映画で本当に考えさせられた。
農場の親子が、雨の日ひとりの男といきなり出会い、そこから生まれる感情だとか周りの動きや、変わっていく
、人生が始まっていく様を本当にわかりやすく見せてくれます。
個人的には最後の健さんの涙。あんなに伝えられた涙はなかった!
この時きっと50歳ぐらいかな?でも見えない!かなりの男の色気でした。どきっとした。
そして倍賞さん。すばらしい女優だ。
人物を匂いたたせている! すごいです。
最後にハナ肇のええ奴ぶりにだれもが、好感を抱くだろう。 そして畑正憲氏の名演にも頭が上がらない。
いい映画とは。ということを教えられました。